炭谷銀仁朗捕手(34)が、“田嶋キラー”ぶりを発揮した。チームにとっては、今季オリックス田嶋と5度対戦し、合計27イニングで3得点。難敵との一戦に、石井GM兼監督は、今季対田嶋5打数3安打と好相性の炭谷を「7番DH」で起用。自身初の指名打者での先発となった。

Twitter上では「DH炭谷」が日本のトレンド入り。2回無死二塁で迎えた第1打席は左前打を放ってチャンス拡大。4回先頭で迎えた第2打席は二塁内野安打で出塁した。5回2死一、三塁のチャンスで迎えた第3席は初球を振り抜き、左前打。そのまま代走岡島が送られ、ベンチに退いた。「DHは初めてですし、慣れていないので、(西川)遥輝などにアドバイスをもらって、いい準備をした上で打席に入れたと思います」。3打数3安打と期待に応えた。

これで今季田嶋との対戦成績は8打数6安打。「全然得意な印象はないので、他の投手と同じフラットな印象です」と表情を引き締める。

指揮官は「いろんなことを含めて今日銀仁朗に行ってもらおうと決めた。銀仁朗を使って攻撃の中でいろんなアクセントをつけたいなというのは思いました。(今後も)田嶋投手との対戦では頭には入れておきたいと思います」と高評価。ベテランの奮起が、戦術に幅を広げる結果となった。

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