中日は22日、巨人3連戦の中止を受けバンテリンドームで全体練習を行った。練習前には立浪和義監督(52)が外野に選手を集め訓示。今季獲得した育成契約のキューバ人助っ人、ギジェルモ・ガルシア外野手(22)、ペドロ・レビーラ内野手(23)も練習に参加した。練習後の立浪監督の一問一答は以下の通り。

 

-前半戦最後の巨人3連戦が中止になった

立浪監督 これだけ新型コロナ感染が増えているのでしようがない。どこも同じような状況。それだけ増えたら、自分たちでもコロナ(感染者)が多かったら試合は厳しいと思う。後は見に来るお客さんにも、主力があれだけ抜けたら失礼だと思う。今回はしょうがない

-前半戦を振り返って

立浪監督 出だしは選手も張り切って頑張ったが、そこからケガ人が多かったり、コロナ感染があったり、いろんなことがあった。そこも含めてこの成績なので、我々も含めてしっかり反省はしないといけない。ただ、打てない、打たれるはあるが、バントであったり、スキを与えて点を与えたり。もちろんスキを突いて点を取ったこともあるが、やっぱり本塁のタッチプレー1つにしても、タイミングはアウトでも結構、セーフにしている。今は決して点が取れる状況じゃないが、投手で言えば長打を食らう、1点を争うところでホームのクロスプレー、重盗など、ミスもたくさんある。この期間は調整でなくしっかり後半に向けての準備をもう1回やる良い期間かなと思う

-練習前の円陣では何を話した

立浪監督 こういう形で1週間、空いたが、調整ではなく後半に向けてしっかりとした戦いができるように、個人個人でここまでの反省を自分でしっかり考えて。何とかこの期間ですぐにとはいけないが、後半に良い形にもっていけるようにそういう準備期間にしてくれと。後はちょっと意地を見せようよと。そこが一番大事なところ。諦めて試合だけ消化することほどファンに失礼なことはない。どんな状況でも最後までしっかりやろうと伝えた

-レビーラ、ガルシアの育成助っ人が練習に合流した

立浪監督 (2軍の)試合に出だしたので打撃を見たかったので1回呼んだ。すごく楽しみ。レビーラもガルシアも。タイプはちょっと違うかもしれないが、レビーラは5階席ぐらいまで飛ばす能力は、持って生まれたもの。そういう才能もある。今回は彼らにもいい刺激になる。明後日(24日)まで、こっちで(練習)させる

-前半戦で計算通りにいかなかったのは

立浪監督 後ろはライデル(マルティネス)をはじめ、清水が頑張ってくれたり、ロドリゲスがいたり。よーいドンで岩崎の故障もあったが、6回までリードしていれば、もう少しいい展開が増やせたというところまでいかなかった。反省点で、昨年から言われてきた得点圏でなかなか1本が出ない。ビジターでは、まだまだ課題はたくさんあって克服できていない。すぐにはいかなくてもちょっとずつ成果を出していかないと、来年にもつながらない

-得点圏の打率を上げるためには

立浪監督 思い切りじゃないですか。初球から何でそれを振らないんだというのも多い。2ストライクから打ち取られるのも、初球打ってアウトになるのもいっしょ。楽になるようにアドバイスしているが、試合になるとなかなかね

-若手も故障離脱

立浪監督 (石川)昂弥のケガや、鵜飼も1回、下に落として1カ月から1カ月半やらせて、また上げようと思ったが、今年ほとんど無理になってしまった。その辺は痛手。やっぱりレギュラーを取る人は、そんなところでケガはしない。試合中のケガは我々も防げない。ケガ人が多いのは我々の責任でもあるので、いろいろ考えていかないといけない

-この期間にチームで取り組むこと

立浪監督 まず投手が間隔が空くので、日曜日にシート打撃をやる。明日(23日)はホームのタッチプレーや守備側の重盗の練習などをやるつもり

-ロドリゲスが今日から練習合流し、シーズン再開から復帰か

立浪監督 その予定。シート打撃に投げて問題なければ

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