全ウのソフトバンク田上奏大投手(19)は、わずか5球で役目を終えた。4回に登板すると、全イの日本ハム古川裕を2球で左飛、ヤクルト岩田を1球で二ゴロ、楽天入江を2球で一ゴロに仕留めた。「あっという間だったので、もうちょっと投げたかったというのがあります」と正直に打ち明けた。

長崎は思い出の場所だ。2年目の今季開幕直後に育成から支配下契約を勝ち取り、4月12日のロッテ戦でデビュー。その時の球場が、この日と同じビッグNスタジアム(長崎県営野球場)だった。白星は付かなかったが、先発で5回2/3、2安打無失点と、希望を持たせる内容だった。

「初登板でビッグNスタジアムで投げて良い思い出しかなくて、またここでフレッシュオールスターという舞台で投げられたのは幸せだと思います。今はファームでいろいろいっぱい経験しているところなんですけど、後半戦、これから始まっていくと思うので、また1軍の舞台でいい投球をして初勝利挙げることができるように頑張ります」と後半戦への意気込みを語った。

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