主力が復帰したヤクルトが前半戦ラストゲームに勝ち、マジック「41」が再点灯した。

キャプテン山田哲人内野手(30)は、出場選手登録され、即「3番二塁」で先発出場。16号ソロを含む2安打1打点で存在感を示した。8日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、19日から1軍に合流して調整を続けてきた。

19日の合流時に山田は「迷惑かけてる分、僕は帰ってきたら、そこでしっかり(結果で)返さないといけないなというのはある」と話していた。この試合の1回2死の第1打席では、広島九里の3球目を右翼線にポトリと落とす安打をマーク。次打者村上が三飛に倒れ、得点にはつながらなかったが、復帰初打席で「H」ランプをともした。

そして、2-2の同点で迎えた6回1死の第3打席で勝負強さを見せた。カウント1-1から、内角128キロスライダーを捉え左翼席へ運ぶ決勝弾。6月29日広島戦(マツダスタジアム)以来のアーチに、本拠地神宮のファンの拍手喝采を浴びながらダイヤモンドを周回。控えめにナインとタッチを交わして喜んだ。

この一戦では、同じく新型コロナに感染し離脱していた中村と塩見も復帰後初スタメン出場。首位チームに、前半戦ラストゲームで頼もしい戦力が戻ってきた。

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