日本野球機構(NPB)は25日、「マイナビオールスターゲーム2022」の補充選手として、阪神から岩崎優投手(31)と伊藤将司投手(26)を選出したことを発表した。故障や新型コロナウイルス陽性で辞退選手が続出した影響で、代替選手としての出場が決定した。

守護神としてリーグ3位の22セーブを挙げている岩崎は、ファン投票で選出された昨季に続き2年連続2度目の出場。直前での選出に「びっくりしました。精いっぱい頑張りたい」と気合。対戦したい打者には西武山川の名前を挙げ「パ・リーグでたくさんホームランを打ってますし、同世代ということもあって、対戦してみたい」と心待ちにした。前回は1回3人斬りと好投。今回は「3人で終われたらいいですし、三振も1つくらい取れたら」と目をギラつかせた。

今季先発で7勝を挙げている伊藤将は、2年目で初出場。「選ばれてうれしいです。自分の制球力をファンの方々に見てもらいたい。楽しみます!」。昨年は同期入団の佐藤輝、中野が新人で出場し、「悔しかったです。何とか今年選ばれてよかった」と胸をなで下ろした。対戦したい相手は同学年のオリックス宗を指名。横浜高2年時の13年に夏の甲子園行きをかけた神奈川大会の5回戦で、横浜隼人の1番に座る宗と対戦した。伊藤将は「レフトオーバーを打たれた印象が強い。対戦できるのはすごく楽しみ」と再戦に期待感を抱いた。

これで阪神はファン投票の青柳、湯浅、佐藤輝、近本の4選手、監督推薦の大山、中野の2選手と合わせて、12球団最多となる8選手が球宴に出場する。“虎祭り”でセ・リーグ選抜を盛り上げる。【古財稜明】

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