阪神が首位ヤクルトに快勝し、5連勝で貯金を2に伸ばした。これで2カード連続の勝ち越しを決め、首位に9ゲーム差まで迫った。20年の右肘トミー・ジョン手術から復活した中13日で先発した才木浩人投手(23)は6回2失点と力投し、今季2勝目を手にした。

両軍無得点の4回に打線が爆発した。先頭島田が右中間を破る二塁打で出塁。2死を取られたが、大山が四球を選び、2死一、二塁から糸原が先制の中前適時打を放ち、試合の均衡を破った。チャンスは続き、2死満塁から梅野が中前への2点適時打で3点目。中野、島田も連続タイムリーを放つなど、打者一巡の猛攻でこの回一気に5点を奪った。

さらに5回先頭の主砲佐藤輝が、4試合ぶりの1発となる左翼ポール際への16号ソロ。なおも1死二塁からは新助っ人ロドリゲスが左翼線への適時二塁打を放ち、7点目を刻んだ、

ヤクルト戦では4年ぶりの先発を務めた才木は、最速150キロの直球を主体とした投球で、強力打線を翻弄(ほんろう)。6回2死二塁から村上に中越えの1発を浴びたが、先発として試合をつくった。中継ぎ陣もリードを守った。

チームは29日同戦で後半戦白星発進を決め、今季初めての貯金生活に突入。このまま貯金を積み重ね、首位を猛追していく。

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