2位DeNAが球団新記録となる横浜スタジアム12連勝を達成した。

1-1の5回にネフタリ・ソト内野手(33)が巨人菅野智之投手(32)から右中間スタンドへ11号ソロを運んで勝ち越し。さらに、柴田竜拓内野手(28)の中前打をきっかけに2死二塁として、桑原将志外野手(29)が左翼フェンス直撃の適時二塁打を放って、5回に2点を勝ち越した。

先発した今永昇太投手(28)は岡本和真内野手(26)に同点23号ソロを浴びた2回以外は、走者を背負っても粘りの投球で7回1失点にまとめて7勝目。また、5回に坂本勇人内野手(33)から奪った三振で球団14人目(左腕では4人目)となる通算800三振を達成した。

三浦大輔監督(48)は横浜スタジアムでの12連勝に「はい、良かったです。ホームなので、たくさんのファンの方が背中を押してくれています」とファンに感謝。投打ががっちりかみ合ったDeNAが今季100試合目を勝利して貯金4とし、3位巨人とのゲーム差を3に広げた。

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DeNAの今の強さが5回の攻撃に凝縮された。先頭打者のソトが勝ち越し11号ソロを放った後だ。続く柴田が中前打で出塁。1死後に先発今永が犠打で送って2死二塁とし、桑原が左翼フェンス直撃の適時二塁打。「自分もつなぐ気持ちで打席に入りました。いい結果となり、うれしい」とリードオフマンは笑った。

試合前まで横浜スタジアムでは球団記録タイの11連勝中。三浦監督は本拠地で強い理由を問われると「選手たちが自信を付けてきたから」と答えた。具体的には、どんな部分か。

三浦監督 もうひと粘り、もうひと押し。打撃だけじゃなく、守りの方でも踏ん張り切れている。余計な追加点を与えないとか、攻撃の方でもホームランを打ってから、もうひと粘りして、もう1回チャンスをつくるとか。そのあたりの回数が増えてきて、できるようになってきたかな、と。

6回の守備では、先発今永が1死二、三塁のピンチを背負ったが、粘りきって無失点。「ホームではたくさんのファンの声援が後押ししてくれていますしね」と指揮官が話すように、安心感のあるハマスタで、この日も攻守でもうひと踏ん張りが利いた野球をチーム全員で体現した。

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