投打の顔が戻ってきた巨人がDeNAに競り負けて、5割復帰を逃した。

キャプテンの坂本勇人内野手(33)と、エースの菅野智之投手(32)がそろってスタメンに名を連ねた。坂本は腰痛(仙腸関節炎)で7月7日に出場選手登録を抹消されており、菅野は新型コロナウイルス陽性判定を受けて7月18日ヤクルト戦(神宮)以来の1軍マウンドとなった。

坂本は、1回2死二、三塁の好機で打席に入った。7月6日ヤクルト戦(神宮)以来の1軍復帰。DeNAの先発今永に、フルカウントから2球ファウルで粘るも、最後は151キロ直球を引っかけ遊ゴロに倒れた。3回2死二塁の第2打席は、116キロカーブに意表を突かれ見逃し三振。6回も空振り三振(振り逃げで出塁)だった。

実戦感覚を取り戻す戦いはエースも同じだった。菅野も探り探り、粘りの投球が続いた。1回先頭の桑原にいきなり中越え二塁打を許すと、1死三塁から佐野の二ゴロの間に先制を許した。同点で迎えた5回にソトに勝ち越しソロを浴び、桑原の適時打でリードを広げられた。7回に代打を送られ、6回74球を投げ6安打3失点で降板した。

“飛車角”の同時1軍復帰も連勝は2で止まった。