日本ハム松本剛外野手(29)が3打数2安打で打率を3割5分6厘とし、左膝を骨折する前の打率から1厘、上げた。「今日は、感じも内容も良かった打席が多かったなと思います」。「2番DH」でスタメン出場し、1回の第1打席は右前打。3回の第2打席は四球を選んで出塁。6回の第3打席は空振り三振も、8回の第4打席は中前打を放って代走が送られた。

これで1軍復帰した16日以降は6試合で19打数7安打、打率3割6分8厘。故障前と変わらないヒットメーカーぶりを発揮している。「戻ってきたからには、走れないのに使ってもらっているので、結果で示すしかないと思っています。それは(試合に)出ている選手として、責任を持ってやらなきゃいけないと思っている」と、話した。

首位打者争いで猛追されている同学年のオリックス吉田正尚外野手(29)については「気にならないことはないですけど、やっぱり素晴らしい選手ですし、僕なんかより全然技術がある選手だと僕が一番分かっている。僕は必死に食らいついていきながら、自分らしく1本1本積み重ねていけたらなと思います」と、前を向いた。

7月19日オリックス戦(京セラドーム大阪)で自打球が直撃して負傷した左膝の状態は「日に日に良くなっている感じありますね」と、試合に出ながら回復も進んでいる様子。チームは残り31試合。「31試合、もし出たら、31本ヒットを打つ。それだけです」と、初のタイトル獲得へ突き進む覚悟を示した。

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