阪神2軍で新型コロナウイルス陽性判定を受けていた選手が、ウエスタン・リーグのオリックス戦(杉本商事BS)で続々と復帰した。いずれも7月下旬から今月上旬に感染。10日に陽性判定を受けた糸井は1番DHで3打数無安打だったが、鳴尾浜に帰っての打ち込みを志願。再昇格への意欲を見せた。北條は2番二塁で出場し、2四球だった。

秋山は7月29日の2軍戦以来の先発で4回3失点。発熱などの症状もあった右腕は「コロナ明けは思ったよりしんどかった。しっかり体力戻さないといけない」と影響を明かした。投手では渡辺、二保も復帰して1回無失点。1軍登録中に感染した渡辺は「体も球質も感触は悪くなかった。いつでも上に呼ばれる準備をしたい」と全快宣言した。

熊谷、小幡も途中出場。平田2軍監督は「(糸井)ヨシオも北條、小幡、熊谷らも慣らしていって1軍と競争しないと。ナベちゃん(渡辺)はもう心配ないな」と語った。【柏原誠】