巨人のドラ1守護神・大勢投手(23)が、90年与田(中日)、15年山崎(DeNA)、21年栗林(広島)に次いで史上4人目となる新人での30セーブを達成した。

1点リードの9回に登板。先頭の代打松山に内野安打を許したが、代走曽根の二盗を大城が阻止。その後、大盛に二塁打を許し、ピンチを作ったが代打長野を三振、西川を二ゴロ打ち取り無失点で切り抜けた。自身43試合目の登板で30セーブを達成し、ナインと歓喜の輪を作った。

◆試合後の一問一答は以下の通り

■「まだ甘い」

-ピンチを抑えて最後のアウトを取った瞬間は

緊迫した場面を任されているので、2ストライクから、まだ甘いボールがいっていますし、決めに言ったフォークボールが甘いところに浮いてしまったりしている。そういうところがまだ自分に足りないところかなと思います

■「本当に幸せ」

-30セーブ積み上げた今、守護神のやりがいをどう感じている

独特な雰囲気は感じますし、難しいポジションなんですけど。何と言いますか、他にはない、今まで野球をやってきた中で感じてきたことのないやりがいを感じています。そういう雰囲気の中で、プロの世界で勝負できているというのは自分にとって本当に幸せというか、プラスだと感じています

■「緊張感、プレッシャーはある」

-プレッシャーのかかる登板も。どのようなマインドで

毎日、緊張感とかプレッシャーはあるんですけど。試合に出たらどのポジションでもプレッシャーはあると思いますし、そこで結果を出していかないといけないのがこの世界だと思う。結果を出して当たり前の世界で、しっかり結果を出し続けていくためにも、これからもっと成長して行かないといけないなと思います

■「継続」

-1年目の選手が結果を出し続けるのは大変なこと。コンディション維持のために取り組んでいることは

1年目なので分からないですけど、準備や試合に入る前のストレッチ、睡眠も食事もトレーニングも変わらずに継続していくことが大事なんじゃないかなと思います

■「抑えようという姿勢を」

-プレッシャーを楽しんでいるようにも見える

やっぱりうまくいく日もあれば、いかないときもありますし。今日みたいにうまくいかない日でどれだけ粘れるか、その中でもどう抑えるかという、抑えようとしている姿勢をファンも観に来ていらっしゃると思う。そういうところには気を使って、どういった姿、形で見られているかというのは意識して投げています

■「誰もが納得する37セーブを」

-新人歴代最多の37セーブへの思いは

結果的に37セーブ(を達成するのがいい)という方が強いですけど、1年目でしか挑戦できない数字でもある。そういうチャンスは絶対に残り数試合で来ると思うので、1試合1試合集中して。ギリギリで37セーブじゃなくて、誰もが納得するような37セーブを迎えられたらいいなと思います

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