首位ヤクルトのパトリック・キブレハン外野手(32)が、先制打を含むマルチ安打をマークした。2位DeNAとの直接対決第3戦に「6番左翼」で先発出場。2回無死一、二塁の第1打席、DeNA京山の初球、116キロカーブを左前に運んで先制点をもたらすと「昨日からすごく良い流れで打席が回ってきて、積極的に打ちにいった結果、良いところを抜けてくれて良かった。先制することができ良かった」と喜んだ。

前日27日の同戦では「2番左翼」で先発し、来日初本塁打を含む3発4安打でお立ち台に上がったばかり。この日は3回2死一塁の第2打席でも中前打。2試合連続のマルチ安打で、先発起用に応えてみせた。

新助っ人に加え、キャプテンにも当たりが出てきた。「3番二塁」で先発した山田が3回1死、京山から左翼席中段へ20号ソロ。17日阪神戦(神宮)以来の1発に「バッティングカウントだったので迷わずしっかりスイングすることを意識しました。良い角度であがってくれました」と振り返った。シーズン終盤戦へ、不動の4番村上が絶好調の中、前後を固める打者も調子を上げてきた。