巨人が自ら勝機を逸して連敗を喫した。
■5位に後退、最下位と1・5差に
約2カ月ぶり先発の赤星優志投手は、2点の先制点をもらいながらも初回に3四死球から同点適時打を献上。3回にも坂倉に2ランを浴び、3回4失点でKOされた。
守備陣も乱れた。二塁手の吉川尚輝内野手が同点の5回無死一塁で二ゴロをはじき、6回2死一、二塁から二ゴロを捕球した吉川が一塁にバックハンドトスしたが悪送球。この2失策が痛恨の失点を招いた。
打線は2点を追う8回、無死満塁から大城が空振り三振、代打中島が二飛、吉川が空振り三振に倒れて無得点。絶好の得点機を生かせなかった。順位は5位に後退し、最下位中日とは1・5差となった。
試合後、原辰徳監督(64)の主な一問一答は以下の通り。
■独特の言い回しで、さらなるレベルアップの必要性を表現
-8回に無死満塁の絶好機があった
原監督 「そうですね、なかなか、なかなかこう絡まないというかねえ。なかなか男になってくれる人がいないねえ、うん」
-ミスも失点に絡んだ
原監督 「そうですね」
-今年は四死球が多い
原監督 「ねえ、ワンヒットで、ねえ。まあしかし、心境としては2月の1日を、もう一度迎えたいよ。2022年。ね。もうそのくらいの心境ですよ」
■若大将には復調の兆し
-岡本和が3安打
原監督 「だいぶ雰囲気出てきましたね。(中田)翔も粘っていくしね。ポランコも四球と、本塁打も打ったしね」
-先発赤星について
原監督 「いいものは持っていますよ。いいものは持って、まだ出し切れていないでしょうな。まだできますね、ええ」
-吉川も難しく、ぎりぎりのプレーだったと思うが
原監督 「ま、本人に聞いて、それはね」
■残り23試合。浮上するために必要なこととは
-接戦を勝ち切るために、どういうプレーを求めていきたいか
原監督 「もう集中力でしょうね。いまさら技術を自分で疑っても仕方がないしね。やっぱりその1球に懸けるという、そういう強い集中力でしょうね。まあ、最終的には負けん気だから。負けん気というものがないと、そうそういい結果は(出ない)。そうそうというか、一番必要なことだもんね」