阪神は長期ロード明けの広島3連戦で同一カード3連勝を飾り、4位巨人とのゲーム差を4に広げた。

先発の才木浩人投手(23)が6回を自己最多タイの9奪三振、3安打無失点で“プロ初完投初完封”を飾り、自身2連勝で今季4勝目(1敗)。5位広島とのゲーム差も4・5とした。

近本光司外野手(27)は5回の2号ソロを含む今季初の4安打の固め打ちで、大きく勝利に貢献した。近本と才木のヒーローインタビューは以下の通り。

【近本】

-4安打で勝利に貢献

「才木が投げているので、何とか勝つために、結果的に勝てたのでよかったです」

-3打席目の1発の狙いは

「2本打っていたので、いったろかなと思いました」

-右翼スタンドへ。感触は

「打球があんまり上がらなかったので、『あ~フェンスかな~』とは思っていたんですけど、今日は風がいつもと違う風だったので、『頼む入ってくれ』という気持ちで走ってました」

-甲子園では今季初の1発に

「いつ振りかは忘れましたけど、走りながらちょっと周り見て、『(本塁へ)帰ってきた~』というか、いい追加点になったなというのは感じましたね」

-第4打席は三塁の頭上を越えて内野安打に

「雨が結構降っていたので、みんなしんどいなと思いながら打席に入ってましたけど、ラッキーという感じですね」

-勝率5割復帰。9月いいスタートを切った

「僕の中で9月はすごい大事にしているので、いいスタートを切れて、1カ月最後までしっかりやっていきたいと思います」

-センターから才木のピッチングをどうみていたか

「いいボールを投げていましたし、真っすぐがよかったので、低めの変化球も結構振ってくれていたので、そういうところが才木の良さでもあるので、すごくいいピッチングだったかなと思います」

【才木】

-今季4勝目

「勝ててるというのはすごくいいことかなと思いますし、今日なんかはちょっとバタついた回もありましたけど、先制点も取ってくれましたし、近本さんが追加点を取ってくれたので、すごく楽に投げることができました」

-初回から3回まで得点圏に走者を背負ったがすべて三振に抑えた

「その辺はやっぱり梅野さんがうまくリードしてくれましたし、その前にもテル(佐藤輝)とか、中野さんとかのファインプレーもあって、助けられたので、ピンチでもここは何とかゼロで切ろうという気持ちで投げて、結果三振だったので、すごくよかったかなと思います」

-自己最多タイの9Kについては

「三振を取れているということは、空振りも取れているし、ストライクゾーンでしっかり勝負できているということだと思うので、そこはすごく、自分はどちらかというと三振を取るタイプのピッチャーだと思っているので、しっかり三振を取れているのはすごくいいことだなと思いますね」

-記録上は6回コールドでの完封勝利に。プロ初完封がこのような形になったが

「自分的には完封という記録がついたのはいいことだと思いますし、ゼロでしっかり投げられているので、まあいいことかなと思うんですけど、次に完封取る時はしっかり9回投げきって、ゼロで終われるように、しっかり自分の実力とかも含めて投げて行けたらと思います」

-手術から復帰して、進化を感じている部分は

「ここ最近の試合というか、ケガ明けの試合で荒れた試合がないというのは、自分の中ではすごくいいことかなと思いますし、こうやって試合をしっかりつくってこれているというところは自分の中でも自信にしていいかなと思います」

-最後にファンへ向けて

「ここからしっかり勝って、自分が投げる試合ももちろんそうですけど、近本さんがしっかり打って活躍してくれると思うので、みなさん期待して見といてください」

【近本】

「今日球場にかけつけてくださったファンのみなさん、雨の中、応援ありがとうございます。残り1カ月選手たちみんな必死でなんとか勝って、最後までしっかり諦めずに頑張っていきますので、最後まで応援よろしくお願いいたします」

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