春日の“不敗神話”も及ばず…。西武は痛い3連敗となった。

1-1の10回2死、増田が2試合連続の被弾。近藤に決勝ソロを許し、辻監督は「歩かせていいところで本塁打。いろいろ経験してきた増田にしては失投だったですね」。首位オリックスとゲーム差1ながら、3位に落ち、自力Vの可能性も消えた。

お笑いコンビ、オードリーの春日俊彰がゲストに来ていた。大の獅子党であり、これまで来場した試合で西武は5戦5勝と負けなし。そんな縁起の男は「BIGKASS」とプリントされたユニホームをまとい、持ちネタ「カスカスダンス」や「トゥース」などを披露。球場のボルテージを高めた。

勝利の男神のパワーも発揮され? 土壇場で同点にはした。1点を追う9回2死一、二塁、中村が左前に同点打。チーム37イニングぶりの本塁打以外の適時打だった。だが、サヨナラまでは押し切れず。その後に悲劇が待っていた。

辻監督は、春日の不敗神話が途切れたことを聞かれ、「それを信じたんだけどね、俺も。そういうこともあるよ」。9月は2勝5敗で、チーム打率は1割6分。7試合で11得点と踏ん張り時だ。「1つ勝てば変わってくる。そりゃ悔しいよ。離されないよう食らいついていくしかない」と引き締めた。【上田悠太】

○…中村はやはり妻麻里恵さんの記念日に強かった。この日は41回目の誕生日。1点を追う9回2死一、二塁。日本ハム石川直から一時同点とする左前適時打を放った。「打てて良かったです」。これまで9月10日には8本塁打を放っていた。今年はアーチこそプレゼントできなかったが、あと1死で試合終了の土壇場で勝負強さを発揮した。

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