前夜20安打15得点の広島打線が沈黙し、巨人に大敗した。4年連続のV逸が確定。同時に20年以来2年ぶりの巨人戦シーズン負け越しも決まった。21年は12勝12敗1分けと対戦成績が5分だったため、3年連続巨人戦勝ち越しなしとなった。

■先発遠藤が3被弾5失点と炎上

先発の遠藤淳志投手(23)は毎回被本塁打で3回途中でKOされた。初回1死一塁で丸佳浩外野手(33)に先制2ランを浴びた。丸はこれでプロ入り通算250号を達成した。

0-2の2回1死ではアダム・ウォーカー外野手(30)にソロを浴びた。3回2死一塁では中田翔内野手(33)に2ランを許した。この回さらに四球と安打を許したところで降板。今季最短の2回2/3を5失点と炎上した。

遠藤は直近7戦で11被弾。今季の被本塁打17はヤクルト・サイスニードと並んでリーグワーストタイ。

■10試合を残し4年連続V逸決定

残り試合に広島が全勝し、首位ヤクルトが全敗しても、勝率でヤクルトを上回れないため、広島の優勝の可能性が消滅した。V逸は4年連続。

■マツダスタジアム通算500勝もお預け

この試合に勝利していれば、マツダスタジアム通算500勝を達成していたが、それもかなわなかった。09年の開業以来、同球場での成績は954試合499勝418敗37分けとなった。

5位巨人にはゲーム差なしに迫られ、自力CS進出の可能性が再び消滅した。

▽広島遠藤(2回2/3を5失点で7敗目)「打者の反応も全然良くなかった。しっかり投げないといけない試合だった」

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