西武は泥沼を抜け出せない。今季2度目の6連敗。CS争いをする楽天に1点差で屈し、自力でのCS進出の可能性が消えた。辻監督は「追いつかないことにはね。あと1本が出なかった」と淡々と話した。

先発与座が4回表までに4点を失うも、4回裏に愛斗が8号3ランで詰め寄った。チーム41イニングぶりとなる複数得点を挙げたが、あと1点は遠かった。6回から9回まで4イニング連続で走者を出すもホームは踏めず。「調子がいい人を数多く(打席に)立たせた方がいい。勢いを出すためにも」と2番で起用した森は2安打でチャンスを演出した。「負けられない」と7、8、9回は水上、平良、増田の勝ちパターンを劣勢の中でつぎ込んだ。しかし、最後まで序盤に失った4点が重かった。

9月は3勝11敗。8月30日には最大10あった貯金は1に減った。楽天4連戦も黒星が2つ。指揮官は、残りの2戦を「勝てばいい。頑張ります」と語った。

▽西武与座(先発で5回を65球、5安打4失点) もっと投げたい気持ちはあったが、まだまだ信頼されていないし、そういう内容になってしまっているのは自分の未熟さ。球自体は悪くなかったが、もう1つ、2つ工夫が足りなかった。

▽西武愛斗(4回に左翼席中段に8号3ラン) 先輩たちがつくってくれたチャンスを無駄にしないよう、しっかりつなぐ気持ちを持って打席に入りました。

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