ヤクルトの1-0勝利に、4年目左腕の久保拓真投手(26)が大きく貢献した。
1-0の8回、先発の小川が1死一、二塁を招いたところで登板。中野に対し、初球ストライクの後、2球目、内角138キロで二ゴロ併殺に仕留め、ピンチを切り抜けた。
久保の好投について振られた高津監督は「ねえ!」と大きくうなずき、続けた。「(俊足の)中野だったから、ゲッツーはあまり考えてなかったけど、ああやって、しっかり投げきることが出来るようになってきたのかな。ゲームを左右する、非常に大きな2球だったと思います」と心からたたえた。
小川は「自分が招いたピンチ。なんとかしてくれという思いでした。本当に、最高の結果を出してくれて感謝しています」と話した。
久保は昨季は1軍登板なしに終わったが、今季はこれで25試合に投げ、1勝0敗7ホールド、防御率3.13。前日17日の中日戦でも、延長11回のピンチを抑えた。7月に1軍再昇格後、着実に存在感を増してきている。