ロッテが、井口資仁監督(47)の来季続投へ調整していることが22日までに分かった。2年連続2位で迎えた今季は、シーズン残り9試合となった21日時点でも5位に低迷。「頂点を、つかむ。」とスローガンに掲げた中、数字上は優勝の可能性が残っているものの、苦しくなっている。ただ、選手層が決して厚くなくコロナ禍での相次ぐ主力離脱もあった中で、シーズン最終盤まで上位争いに食らいついた手腕を球団は評価。シーズン終了とともに、話し合いを持つことになる。

井口監督は現役引退直後の17年オフに監督に就任。5位、4位、2位と順位を上げ、昨季は141試合目で惜しくもV逸の2位となった。球団は、3年後となる25年の常勝軍団構築を目指し、チーム作りを進めている。今季は佐々木朗が先発投手として力を発揮し、高卒新人捕手の松川も大健闘。安田、高部ら異なるタイプの打者も、確かな成長を見せた。全日程終了後に井口監督の続投が正式決定すれば、来季6年目のシーズンに入る。