阪神糸井嘉男外野手(41)の引退セレモニーから一夜明けた22日、5位阪神は甲子園で23日広島戦(マツダスタジアム)に備えて練習を行った。

投手陣では、西勇輝投手(31)、伊藤将司投手(26)、藤浪晋太郎投手(28)、才木浩人投手(23)、西純矢投手(21)がグラウンドで調整。佐藤輝明内野手(23)、大山悠輔内野手(27)ら野手陣は室内練習場で汗を流した。

前夜は延長11回表に6失点。4時間38分のロングゲームを落とし、超人の引退試合を勝利で飾れなかった。残り4試合で3位巨人に2ゲーム差、4位広島には1ゲーム差。最短で24日にCS進出の可能性が消滅する崖っぷちだ。

9月は主に4番を担う大山が直近5試合で19打数2安打と苦しむ。この日は新井打撃コーチを投手役に、マンツーマンで打撃練習に励むなどみっちりとバットを振った。

佐藤輝もフリー打撃、守備練習などで約1時間30分、汗を流した。引退セレモニーで「まだチャンスはあります。信じています」とゲキを飛ばした糸井に応えられるか。覚悟を持って広島に乗り込む。