日本ハムが誇る“令和の神足”が、らしさ全開でカムバックした。

今季初昇格となった五十幡亮汰外野手が「2番中堅」で出場。いきなり1回に三遊間へのゴロで内野安打。さらに3回もエンドランで遊撃内野安打。「芝生にも助けられたところはあると思うけど、それも頭には入っていた。まずは塁に出るという仕事はできたんじゃないかと思います」と、ホッとした表情。盗塁は1つ成功して、1つ失敗した。「まだまだスタートに関しては課題はあるけど、どんどんチャレンジして勉強しながら来年につなげていきたい」と前を向いた。

4月に腰の手術を受けた影響で、野手陣では“大トリ”の昇格となったが、スピードあふれるプレーは健在。新庄監督にとっても来季の巻き返しへ向けた大事な戦力だからこそ、この日は2打席限定で4回の守備から交代させた。五十幡も「しっかりケアして次につなげられるように」と声をかけられたという。

2安打1盗塁と上々の復帰戦を終えた五十幡は「まず球団の皆さまに感謝して、あとは親なり、支えてくれたみなさんに感謝したい。待っているよといった声をかけてくれた数多くのファンの皆様の前でプレーできたのは、すごく楽しかった」。感謝を胸に、残り試合でグラウンドを駆け回る。

○…松本剛外野手が初の首位打者へ、また1歩前進した。延長10回に代打で登場し、三塁線を破る貫禄の2点適時二塁打。「大悟(上川畑)が勝ち越しのタイムリーを打ってくれたので、楽な気持ちで打席に入ることができました。良いところに飛んでくれて、貴重な追加点を取ることができてよかったです」と笑顔。打率を3割4分9厘に上げて、シーズン規定打席到達まであと3打席とした。

○…根本悠楓投手が好投実らず、今季の目標とする3勝目を逃した。1点リードの7回に辰己に同点ソロを浴びると、1死二塁となったところで降板となった。試合は十分につくったが、届きそうで届かない3つ目の白星。「全体的にテンポ良く投げることができていましたが、ホームランを打たれた1球が悔やまれます」と、痛恨の場面を振り返った。

▽日本ハム・アルカンタラ(6回に一時勝ち越しとなる適時打) 根本がいい投球をしてくれていたので、タイムリーを打つことができてよかった。

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