オリックス吉田正尚外野手(29)が自己最多タイの6打点と大爆発した。

新人だった16年9月14日の日本ハム戦(札幌ドーム)で6打点を記録して以来6年ぶり。

まずは初回、雨が降る中で楽天田中将大投手(34)から右中間を抜く二塁打で先制の1打点。続く西野真弘内野手(32)の左前打で二塁から全力疾走し、生還した。

そして2-0の5回、右越えに21号2ランを放った。田中将のチェンジアップに体勢を崩されながら右手1本でとらえた。「うまくバットにボールを乗せることができました」。

さらには8回1死満塁で中超えの二塁打を放ち走者を一掃した。9-0と点差を広げて試合を決めた。

これで9月の月間打率は4割3分5厘。この4試合で13打点の暴れっぷりだ。

打点は一気に87まで伸ばし、ナイターで試合のある西武山川穂高内野手(30)の85打点をこの時点で抜いてリーグトップ。初の打点王も視界に入れた。

昨年は9月に左ハムストリング筋挫傷、10月には右手骨折でそのままレギュラーシーズンを終えた。今年は正念場での勝負強さが際立つ。

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