ヤクルトが連敗を2で止め、優勝マジックを2つ減らし「2」とした。25日のDeNA戦(神宮)に勝てば、リーグ連覇が決まる。

試合前から雨脚が強まり、開始が当初の午後6時から7時半まで遅れた。1時間半も遅れるのは、リーグ新記録。集中力の維持が難しい状況だったが、序盤からヤクルト打線は活発だった。

初回、DeNA先発の大貫を攻めた。先頭の塩見が右中間二塁打。暴投で三塁へ進んだ。すると、続く山崎が「先制のチャンスでランナー三塁だったので積極的に打ちにいきました」と中前に先制打を放った。2回はオスナが2試合連続本塁打となる18号ソロ。3回は、オスナの犠飛、宮本の適時打で2得点。さらに5回、1死から5連打を重ね、2点を加えた。

打線の援護に、先発サイスニードが応えた。雨で緩いマウンドをものともせず、初回から0を重ねた。投打ががっちりかみ合った。

前日のDeNA戦も雨の中での試合だった。5回までに8点を失い、早々に主導権を失った。それでも最後まで球場に残り、声援をくれたファンがいた。高津監督は「序盤から一方的な試合になってしまったので非常に申し訳ない気持ちが強いです。最後はちょっと追い上げムードにはなりましたけどね。また明日、相手は変わりませんけども投手は変わりますし、また違った展開で、いいゲームをしたいなと思うだけです」と、ファンへの気持ちを込めて話していた。その思いの通り、違った展開に持ち込み快勝。優勝に王手をかけた。

【関連記事】ヤクルトニュース一覧