CS進出を目指す3位巨人が、最下位中日に痛すぎる2連敗を喫した。残り2試合で67勝71敗3分けとなり、2年連続でのシーズン負け越しが決定。自力でのCS進出の可能性が、再び消滅した。

■好相性のマウンドで、命運を託されたエースが…

必勝を託されて2試合連続の中5日で先発した菅野智之投手(32)が、中日打線につかまった。本来の球威がなく、2回には2死から下位打線に3連打を浴びて1失点。3回にも追加点を許すと、5回1死三塁で阿部に中前適時打で3失点目を喫して降板。通算10勝1敗で最後の黒星は14年7月25日、この試合前まで7連勝中と好相性だったバンテリンドームで4回1/3を69球、8安打4失点。2年ぶりの2ケタ勝利を逃し、7敗目を喫し「大事な試合で自分の役割が果たせなくて申し訳ないです」と語った。

■打線もたたみかけられずに絶好機を逃す

6回、絶好のチャンスを作った。先頭の代打増田陸内野手(22)が中前打で出塁。1死後から3連打で1点を返して中日大野雄を降板させた。だが、続く岡本和真内野手(26)とグレゴリー・ポランコ外野手(31)が凡退。1死満塁で1点も奪えなかったのが響いた。

■残り2試合、3位争いは大混戦の様相

順位は3位のままだが、試合のなかった4位阪神と広島とは0・5差に縮まった。巨人は両チームよりも試合数が1試合少なく、自力CS進出の可能性が再消滅。残すは10月1日からのDeNA2連戦(横浜)のみとなった。

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