一般社団法人「Woman's ways」代表を務める元バドミントン女子日本代表の潮田玲子さん(38)と理事を務める元バレーボール女子日本代表の狩野舞子さん(34)がファーストピッチを務めた。

潮田さんの名前「れいこ」にちなんで「0」と「15」の背番号をつけ、話題の「きつねダンス」を踊りながら登場。マウンドをはさんで並び立ち、2人ともノーバウンド投球を披露し、スタンドを盛り上げた。

潮田さんは「少し低めにいってしまい悔しかった」。9日のヤクルト-広島戦(神宮)でも始球式に臨んでいた狩野さんは「少し低くなってしまいましたが、今回はマウンドではなかったので投げやすかった」と笑顔で振り返った。札幌ドームに来たのは2人とも初めて。日本ハムの本拠地としては今年がラストイヤーで潮田さんは「最後に貴重な経験ができた。来年は新球場にも行って見たい」と夢をふくらませていた。

2人は、試合前に札幌ドームで開催された女性アスリート向けセミナーのゲストスピーカーも務めた。潮田さんは「女性アスリートが月経でいいパフォーマンスが出せないとき、以前は我慢するのが当たり前だった。正しい知識を提供し、それが高いパフォーマンスを出すためのきかっけになってくれたら」と話した。