中日岡林勇希外野手(20)が、最多安打のタイトル争いでトップに躍り出た。3安打を放ち、今季13度目の猛打賞。通算154安打とし、阪神近本、中野を抜いてリーグ1位となった。

20歳は定着した1番中堅を務め上げた。3、5回は巨人エース菅野から単打で出塁し、それぞれ二盗も決めホームを踏んだ。6回も4番手山崎伊から中堅左を抜く三塁打を放ち犠飛で生還。守っても、6回1死満塁で岡本和の中飛で強肩返球。三塁走者を釘付けにし、失点を防いだ。

19、20年に最多安打を獲得した大島から「追いかけるより追いかけられる方がしんどい」とタイトルへの重圧を教えられた。「打つだけです。打って逃げるしかないです」と重圧もどこ吹く風。体重は開幕から3キロ痩せて75キロに落ちた。「体はぶっこわれても、残り試合で出し切って。突っ走るだけです」。94年オリックス・イチロー以来の高卒3年目での最多安打も見えてきた。

▽中日大野雄(6回1死満塁で降板するも1失点で8勝目)「あのような場面で谷元さんにバトンを渡してしまい、申し訳なかった。抑えてもらって感謝しています」

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