ヤクルトが2年連続9度目のリーグ優勝を決めた。ヤクルトの連覇は野村監督時代の92、93年以来2度目となり、19年からの順位が6位→6位→優勝→優勝。最下位から優勝は昨年のヤクルトとオリックスまで9度あるが、最下位から2年連続Vは長嶋監督が指揮した76、77年巨人以来2度目。この時の巨人は74年2位→75年6位→76年優勝→77年優勝で、2年連続最下位から2年連続優勝は初めてだ。

高津監督は就任3年目。監督1年目から3シーズンで2度以上Vは19年辻監督(西武)以来14人目。投手出身監督の連覇は89、90年藤田監督(巨人)97、98年東尾監督(西武)に次いで3人目となった。

昨年は113試合目の9月22日に初めて首位に立ったが、今季は43試合目の5月21日から首位を守り続けた。2リーグ制後のマジック点灯日としては最速の7月2日にM53を点灯させ、この時点のヤクルトは51勝24敗1分け、勝率6割8分。ただし、同3日以降は26勝33敗2分けの勝率4割4分1厘。M点灯後はリーグ6位も、それまでの貯金を生かしてゴールした。