ソフトバンクのドラフト1位ルーキー、風間球打投手(18)が27日、優勝争いを繰り広げるチームについて「いつかはあの中に入って優勝したい。あの舞台に一緒に立ちながら優勝争いをしてみたい」と目を輝かせた。

今季は5月11日に東浜巨投手(32)のノーヒットノーランをペイペイドームで観戦。「もうすごいなと。あの舞台(1軍)で完封でもすごいのに…。それを間近で見ることができました」。直近では9月24日に行われた明石健志内野手(36)の引退試合も観戦し「長く現役生活をやらないと(引退試合は)やってくれないと思う。そういう面でも、周りから信頼されるようになりたい」と気持ちを新たにした。

21年のドラフト1位。王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(82)がほれ込み、ドラフト直前に1位指名を公言した金の卵だ。直球は世代最速との呼び声も高い最速157キロ。未来のエース右腕にとって、1軍の先輩たちのしびれる戦いは刺激になっている。

この日は2軍本拠地のタマスタ筑後で、4月以来5カ月ぶりに打撃投手を務めた。打者2人に直球のみを30球。右肘痛に悩まされてきたが「けが明けなのでいいときのようなボールではないんですけど、少しは進んだかなと。ここから慣らしていきたい。けがしないでいきたいです」と話した。

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