ロッテが最下位の日本ハムに大敗し、19年以来3年ぶりのシーズン負け越しとBクラス(4位以下)が決定し、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。

ロッテは140試合を消化して67勝72敗1分けとなった。パ・リーグはソフトバンクとオリックスがCS進出を決めており、この日は3位西武がソフトバンクに勝利してシーズンの勝率5割以上が確定。ロッテが残り3試合を全勝しても西武の勝率に届く可能性がなくなった。

井口資仁監督(47)は「前半勝てるゲームもなかなか勝てなかったり、オールスター以降、なかなかコロナもあったりして、チームとしてなかなか編成上うまくいかなかったところもあると思う。そうは言っても、後半というか、まあ若手がだいぶしっかりと出始めてきてくれたというのは収穫だと思う。何とか残り3試合、しっかりとやっていこうと思います」と、話した。

試合は序盤から防戦一方だった。先発した佐藤奨が立ち上がりから乱調。初回から2失点し、2回は清宮にプロ初のグランドスラムを献上。3回も立ち直ることができずに2失点を喫してプロ最短となる3回8安打8失点でKO。2番手で4回から7回途中まで登板した広畑も6失点を喫して今季11度目の2桁失点となった。

打線も元気がなかった。アンダースローの日本ハム先発の鈴木に5回1死まで無安打。代打佐藤都の中越え二塁打でようやくチーム初安打が生まれたが、サブマリンから繰り出される緩急を付けた投球を打ち崩せず、6回まで無得点。野手陣も劣勢をはね返す、突破口を見いだすことはできなかった。

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