西武は4日、牧野翔矢捕手(21)と育成の斉藤大将投手(27)、粟津凱士投手(25)、伊藤翔投手(23)、上間永遠投手(21)、出井敏博投手(25)の計6選手に来季の契約を結ばない旨を通告したと発表した。

4年目の牧野は今季、初の開幕1軍入りを果たし、11試合で打率1割3分8厘。6月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けていた。6選手とも育成で再契約を結ぶとみられる。

各選手のコメントは以下の通り。

牧野翔矢捕手 一番の思い出は初出場、初ヒットを打った4月6日の楽天戦です。岸投手から打ちました。前日は緊張していましたが、当日になってやってやろうという気持ちが強くなったのを覚えています。今後の事は未定です。これまでたくさんの声援をいただきありがとうございました。

斉藤大将投手 これまでを振り返ってみて、ファンの方々の期待に応えることができず悔しいですし、申し訳なく思っています。結果を出すことができず苦しかったです。ただ、今年後半になってからはいいボールを投げられるようになったと思います。

粟津凱士投手 一番印象に残っているのは初登板です。ただ、それよりもプロに入ってからの悔しさの方が大きいです。(右肘の)手術後1年間ぐらいはボールを投げられず、またそれ以降、キャッチボールはできても、試合で投げられなかったのは本当にきつかったです。今年の7月にやっと試合で投げることができて、うれしさもありましたが結果も出さなければいけないというプレッシャーを感じていました。今後は未定ですが、リハビリ中もファンのみなさまから応援メッセージをいただいて励みになりました。これまでたくさんの応援ありがとうございました。

伊藤翔投手 プロに入って一番の思い出は、18年と19年に2年連続でビールかけに参加できなかったことです。今後は未定ですが、まだリハビリ中ですし、まずは(手術した右)肘の状態を万全にすることだと思います。これまでいろいろな方にお世話になりました。術後の育成契約後もたくさんの方から温かいメッセージをいただいたおかげで1年間がんばってこられました。感謝の気持ちしかありません。

上間永遠投手 普段緊張することはあまりないのですが、1軍での初先発(21年4月8日楽天戦)の時は、これまで経験したことがないぐらい緊張しました。今でも鮮明に覚えていて、この先も忘れることはないと思います。1軍ではあまり投げることはできませんでしたが、ファームでも毎試合ファンの方から応援していただいてありがとうございました。

出井敏博投手 最後まで使っていただいた西口ファーム監督、昨年のイースタン・リーグ開幕戦に先発させていただいた当時の松井2軍監督、僕の野球人生に携わっていただいたすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。学生時代は無名で、まさかプロ野球選手になれるとは思ってもいませんでした。3年間、ファンのみなさまの声援がすごく力になりました。応援ありがとうございました。

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