大阪観光大・久保修外野手（4年＝石見智翠館）が広島から7位指名を受けた。
ドラフト開始から2時間後の指名に「すごくうれしい気持ち。ちょっと中盤当たりから一気に不安な気持ちがあった。何とか最後までに選ばれると信じていた」と笑顔を見せた。
全国的には無名だが、スピードスター型で、打撃にも非凡さがある。ヤクルト、巨人などでコーチを努めた同大学の特別アドバイザー伊勢孝夫氏（77）も「守備範囲と肩の強さと足の速さ（が魅力）。広島カープそのものが猛練習で知れ渡っている。ちょうど彼を育てて引っ張ってくれる」と広島の指名を喜んだ。
久保は「（カブスの）鈴木誠也選手」と目標にする選手を挙げた。「3拍子そろった選手と言われるようにこれから頑張りたい。打力だったりパワーはまだまだ。開幕1軍というのを1年目から試合に出られるように頑張りたい」と意気込みを語った。
大阪観光大は観光学部などを設置した大学で、学生の大半は外国からの留学生。創部11年目と歴史の浅い野球部から初めてのプロ野球選手誕生となる。
◆久保修（くぼ・しゅう）2000年（平12）9月29日、大阪・河内長野市生まれ。千代田小2年から野球を始め、中学では河内長野ボーイズでプレー。石見智翠館（島根）に進学し、2年夏からベンチ入り。高校通算9本塁打。遠投120メートルで50メートル走5秒9。180センチ、80キロ。右投げ右打ち。
