DeNAドラフト2位のトヨタ自動車・吉野光樹投手(24=上武大)が22日、愛知・豊田市のトヨタスポーツセンターで、担当の中川スカウトらから指名あいさつを受けた。九州学院(熊本)の先輩DeNA伊勢、後輩のヤクルト村上らも電話で祝福。即戦力右腕がプロ入りへ目を輝かせた。

20日のドラフト会議での指名直後に電話が鳴った。1人は1学年先輩の伊勢。お祝いとともに「しっかり残りのアマチュア野球を楽しんで、来年おいで」と歓迎の言葉をかけられた。もう1人は1学年下、令和初の3冠王に輝いたヤクルト村上。「同じセ・リーグなので、対戦したときはよろしくお願いします」と、“宣戦布告”を受けたことを明かした。

伊勢は今季71試合、3勝3敗1セーブ39ホールド、防御率1・72で、リリーフ陣を支えた。「すごいですね。ビックリしています。すごすぎて。逆に負けられない」。DeNAの勝利の方程式を担った先輩の背中を追う。56本塁打、134打点、打率3割1分8厘の3冠王も後輩も背中を押す。「体がものすごくでかくなった。またスイングもすごく速くなっている。ちょっとビックリした。しっかり負けないように準備したい」と意気込んだ。

「この冬は、球の強さや平均的スピードも上げていけるようにしたい。フォークも見直す部分はたくさんある。プロで通用できるように、改善したい」。同郷2人の刺激が、即戦力右腕のモチベーションをグッと高めている。【伊東大介】

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