中日高橋宏斗投手(20)が4日、東京ドームでの侍ジャパンの練習に初参加した。右腕は5日からの侍ジャパン強化試合メンバーでは最年少。この日はキャッチボール、ダッシュなどで軽めの調整を行った。

「とても疲れました。全然ドラゴンズの雰囲気とは違い緊張しました」。日本代表ユニホームに袖を通し、キャッチボールを日本ハム伊藤と行った。「いろんな選手を見るだけですごく参考にというか、勉強になります。一緒の空間で練習できていることはすごく充実していると思います」。公式戦で戦ったDeNAエース今永からも声をかけられ表情も緩めた。

栗山監督は中日からただ1人選出の右腕について「早めに2番手でいってもらう」と明言。初戦の5日、日本ハム戦(東京ドーム)で先発ソフトバンク石川に次ぐ2番手起用が有力だ。

高卒2年目の今季は19試合6勝7敗、防御率2・47でブレークした。規定投球回に達しなかったが、リーグ3位の134奪三振をマークし、奪三振率10・34はリーグNO・1。「自分の一番の持ち味はストレートになると思う。ストレートで相手を押しながら、変化球を投げて、結果的にゼロで抑えられたらいいなと思います」。まっさらなユニホームに身を包んだ右腕は、侍初登板へ胸を大きく膨らませた。【伊東大介】

◆強化試合の主なルール 5、6日の日本ハム、巨人戦は9回終了。巨人戦は勝敗に関係なく、試合終了後に無死二塁からタイブレークを想定した練習を1イニング行う(打順は前の回から継続)。9、10日のオーストラリア戦は9回終了で同点の場合、最大2イニングのタイブレークを実施する。全試合DH制。守備時の使用球は、侍ジャパン、オーストラリアがWBC使用球、日本ハム、巨人はNPB統一球となる。

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