広島からドラフト5位で指名された大阪ガス・河野佳投手(21)が16日、兵庫・神戸市内で仮契約を交わした。契約金4000万円、年俸700万円。背番号は46に決まった。

指名あいさつでは「開幕1軍」を目標に掲げていた河野。この日、色紙に書いたのは「新人王」だった。

「やるからには新人王をとりたい。とれるように、1年目から全力で頑張ります」

広陵高(広島)ではエースナンバーを背負い、高校2年時に出場した甲子園では150キロを計測。大阪ガスでは昨年の社会人日本選手権では、高卒2年目にして大会MVPに輝いた。

数々の実績を持つ最速151キロ右腕にとって、新人王獲得も夢ではない。「先発を任されるなら最低2桁勝利、防御率2点以下を目指す」。大きな目標を、さらりと言ってのけた。

一時は入団拒否を示唆する発言もあったが、小学5年時から広島で暮らしていた河野にとって、カープは特別なチーム。

「中学生の時かな。友達と(優勝)パレードも行ったりしてました」。憧れは、レジェンドOBの黒田博樹氏。21歳右腕は「力強いまっすぐと変化球のコンビネーションが売り。新人らしさも見せつつ、頑張ります!」と力強く話した。(金額は推定)

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