ロッテ藤原恭大外野手(22)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、100万円減の来季年俸2200万円(金額は推定)でサインした。

今季はコロナ療養や上半身のコンディション不良もあり、49試合の出場にとどまった。本塁打もシーズン141試合目に放った1本のみで、プロ4年目のオフにして初のマイナス更改となった。「試合も全然出てないですし、結果も残せていないですし。この4年間で一番苦しいシーズンだったかなと思います」と吐露した。

1年前の契約更改の席で、背番号1に変更になったことが発表された。「良い番号をもらっているので、しっかりチームの顔になれるようにと思いながら毎日やってきましたし、それは今も付けているので変わらないので。そこをもう1回目指してやっていきたいなと思っています」。近い年代、同じタイプの高部が飛躍し、来季は追いかける立場になる。

大阪桐蔭で春夏連覇を達成し、同年代の大学生たちもプロの扉をたたく。かつてのチームメートでは、中日根尾が投手に転向。フェニックスリーグでも対戦し、直球をセンター前にはじき返した。

「球、速くなっていたんで。あんまり調子は良くなさそうだったんですけど、確実に成長しているなというのは」

そして「もっと大きな舞台でやれたらいいなと思っています」とひそかに夢見ている。【金子真仁】