ソフトバンク石川柊太投手(30)が“戸郷フォーク”をヒントにする。20日、来季に向けてのトレーニングをスタート。ペイペイドームを訪れて約3時間汗を流し「来年に向けて、体を徐々に上げていく、よーいどんの感じですね」と話した。1月には米シアトルにあるドライブライン・ベースボールの施設で自主トレする計画もあり、メジャー移籍を目指す千賀不在が確実の23年シーズンへ、準備が始まった。

このオフのテーマの1つが、フォークの精度を高めることだ。石川は「フォークをよくしたいというのは1つ。フォークをよくすれば野球、投球も変わると思う」と代名詞のパワーカーブに加え、持ち球としては元々あったフォークをもう1つの武器に昇華させたい考えだ。

代替選手として今月上旬に参加した、侍ジャパン強化試合でもヒントを得た。フォークについてのイメージなどを各選手に聞く中で、巨人戸郷の話が印象に残ったという。「真ん中にたたくイメージ。ストライクからボールに投げるとか、低めに投げるじゃなくて。あんまり聞いたことがなかった」。セ・リーグ最多奪三振右腕が決め球とするフォークの極意も入手。ひと冬の間に、レベルアップを図る。【山本大地】

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