阪神坂本誠志郎捕手(29)が29日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、600万円アップの2800万円で更改した。

選手間投票で主将に選出されたシーズン。「1年間キャプテンをやらせていただいて、周りの人に恵まれて、そのポジションにさせていただいた。チームのみんな、スタッフの方、ファンのみなさんに、1年間ありがとうございました。こんな僕にキャプテンをさせていただいて、すごい貴重な経験させてもらったので、僕の方からお礼を言うべきだと、今感じています」と振り返った。

捕手としてはキャリアハイの60試合に出場。「体力的にもそうですけど、精神的にきついというよりは、難しい」と課題を感じ取った。一方で、ブロッキングや盗塁阻止には手応えもあった。「広島に行かれましたけど、藤井(彰)コーチとずっとやってきたことが今年一番形になって出せたと思う。来年もそれが普通だってなるようにやっていきたい」と力を込めた。

岡田彰布監督(65)は、来季の正捕手に梅野隆太郎捕手(31)を指名しており、厳しい立場が予想される。ただ、「チームのことを考えたプレーをできれば、自分のためにもなるだろうし、自分のために取り組むことがチームのためにもなる。それはずっと言ってること」ときっぱり。「最後、『アレ』したらいいんじゃないですかね、はい。『アレ』でお願いします」。優勝を意味する「アレ」を連呼し、決意に変えた。(金額は推定)

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