開幕投手は狙わない? 広島森下暢仁投手(25)が投球再開を焦らず、リハビリを慎重に続ける。

10月26日に「右肘関節鏡視下骨棘(こっきょく)切除・右肘関節内滑膜切除」手術を受けた。順調に行けばシーズン開幕には間に合う見込みも、候補の1人でもある開幕投手には名乗りを上げない。「そこを目指しすぎてやっても。(開幕から)1、2週遅れたとしても、シーズンで離脱しないことが大事だと思う。しっかり治して、1年間野球ができれば」。離脱ゼロを最優先に考える。

出場を望んだ11月の侍ジャパン強化試合や来春のWBCへの思いをグッとこらえ、早期手術を決断した。ここまでリハビリは順調も、患部以外の肩周りや股関節などメンテナスにも力を入れる。「ひじが治ったとしても、動かないところがまた出てくる(こともある)」と、入団から3年間フル回転してきた蓄積疲労によって生じた体の歪みを整える。年明けからキャッチボールを本格化させる。