来季から再び捕手に専念する広島坂倉将吾捕手(24)が今オフ、独り立ちする。

来年1月6日から後輩の遠藤、韮沢ととも、高知市内で合同自主トレを行うことを決めた。19年は当時ソフトバンクの内川、20年と22年は楽天炭谷(20年当時は巨人)に弟子入り。飛躍につなげた。2年続けてチームの中軸を担った経験を経て「チーム・坂倉」を結成した。

室内練習場など練習施設が整った高知市内を拠点に、正捕手争いの準備を進める。同じ左打ちの韮沢のほか、シーズンでバッテリーを組む可能性のある遠藤にも声をかけた。「打撃練習(の時間)を割いてでも(球を)受けたいと思っている。捕手のことに重点を置いてやりたい」。ブルペンで球を受けることができれば、自分にとってもプラス。これまで師事した先輩2選手から学んだ練習メニューを参考にしながら、捕手メニューも増やしていく。

ケガなどにより2年続けて春季キャンプに出遅れているものの、来春は正捕手奪取のためにも出遅れるわけにはいかない。「チームのことも分からないといけない。キャンプ初日から帯同できるように準備したいと思います」。万全の準備をして、捕手専任で勝負するシーズンに備える。【前原淳】

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