広島ドラフト1位の斉藤優汰投手(18=苫小牧中央)が11日、広島入りした。新入団会見を翌日に控え「指名あいさつのときと同じくらい緊張しています。明日は自分の気持ちを素直に話そうかなと思っています」と緊張した面持ちで語った。

球団では09年の今村猛投手(清峰)以来となる高校生投手のドラフト1位となった右腕は、球団アドバイザーに就任する日米通算203勝の黒田博樹氏(47)の黒田塾入門を希望した。若手指導を中心とした活動が見込まれており「試合前の調整法、変化球に対する考え方。どういう意図で使っていたのか聞いてみたい」と目を輝かせる。ドラフト指名後はランニングやウエートトレを中心に練習を続け、体重はドラフト指名時の91キロから2キロ増。日米通算2447三振を奪った偉大な先輩のように、プロでは三振を奪える投手を目指す。「ストレートを軸に、変化球を使ってタイミングを外して三振を狙いに行ければ。三振を取れればチームに勢いも付く。三振を取れる投手がいい投手かなと思う」。大きな夢とともに、プロの扉を開く。【前原淳】

ドラフト2位・内田湘大内野手(18=利根商)

「少しは実感が湧いているのですが、今はまだ(実感が)ないに近い。(広島は)修学旅行で来て以来です。指名後は体力づくりに取り組んでいます」

同3位・益田武尚投手(24=東京ガス)

「声をかけてもらったからには、これから責任を持ってやらないといけない。(セールスポイントは)高めの真っすぐだと思います」

同4位・清水叶人捕手(18=高崎健康福祉大高崎)

「1位の斉藤選手とは握手したんですけど、手が大きい。さすがドラフト1位ですね(笑い)。肩には自信がある。まだ正確性に欠けているので、プロでやっていきたい」

同5位・河野佳投手(21=大阪ガス)

「(広島は)小さい頃から見てきたチームなので、他球団よりも親しみがある。真っすぐの力強さ、マウンド度胸を売りにしているので、1年目からチームで活躍できるように頑張りたい」

同6位・長谷部銀次投手(24=トヨタ自動車)

「自分のできることは変わらない。周りがどうこうではなく、自分が持っているものをマウンドで出すことに集中して、地に足をつけてやっていきたい」

同7位・久保修外野手(22=大阪観光大)

「新幹線降りてから(広島駅で)“久保選手ですか?”と20人くらいに声をかけてもらってびっくりしました。守備に自信があるので、守備範囲と肩を練習からアピールしていきたい」

育成ドラフト1位・名原典彦外野手(22=青森大)

「育成なので、1日でも早い支配下選手登録。それだけを目指してやっていこうと思います。アピールポイントは足を生かしたプレーです」

同2位・中村貴浩外野手(22=九産大)

「支配下になれるか、なれないかではなく、1日1日を大切に過ごしたい。技術(練習)をしっかりやっていれば結果も出てくると思う」

同3位・辻大雅投手(18=二松学舎大付)

「いよいよプロという世界でやっていくんだなと。まずはケガをしない体をつくり、体を大きくすることを目標に。支配下選手登録を目指したい」

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