西武は15日、オリックスにFA移籍した森の人的補償として張奕投手(28)を獲得すると発表した。

最速157キロの直球とフォークが武器の右腕。今季は15試合登板、22回2/3の防御率2・38だった。外野手として16年育成ドラフト1位でオリックスに入団した後、投手に転向して19年に支配下登録された。来季は平良が先発に転向することもあり、中継ぎの層を厚くする存在として期待される。

張はオリックスを通じてコメントを発表した。

「今回の話を聞いた時はただただびっくりしたというのが素直な気持ちです。オリックスに入団してから約6年間、いろいろな人にお世話になりましたし、選手、スタッフ、そしてファンのみなさんには感謝の気持ちしかありません。ファンのみなさんの温かい応援が本当に自分の力になっていたので、新天地でも応援していただけたら、うれしいです。自分を選んでいただいたライオンズで活躍することが恩返しになると思いますので、これからも全力投球で頑張ります」

◆人的補償 森は西武での年俸順位がAランク(1~3位)とみられ、西武はオリックスに対し金銭補償(年俸の80%)か、人的補償+金銭補償(年俸の50%)を要求できる。人的補償の選手はオリックスが提出したリスト(プロテクトした28人、外国人、直近ドラフト獲得選手を除く)から選ぶ。