日本ハムの新加入、外国人選手を除く全55選手が、一発サインで来季契約を更改した。世代交代が色濃く表れる結果に。アップした選手は34人、ダウンした選手は13人だった。現状維持は8人。年俸の増減をランキング化した。(小数点以下は四捨五入。金額は推定)
【アップ更改ランキングのトップ10】
<1>松本剛=320%増
終盤は膝の痛みを抱えながらも、打率3割4分7厘で首位打者に。プロ11年目で初のタイトルを獲得した。右打者では、球団史上初の快挙だった。年俸2050万円から、約4倍の8600万円へ大きくジャンプアップ。納得の大幅増となった。
<2>北山亘基=286%増
新人ながら開幕投手に大抜てき。抑えを任されるなど、将来への期待が膨らんだ。ドラフト8位からの大逆襲で、700万円から2700万円に。来季以降の活躍で、ブルペンエースの可能性を秘める。
<3>根本悠楓=150%増
高卒2年目の19歳。3勝が目標だった今季は、開幕戦で中継ぎとしてプロデビューし、その後は、先発として5月29日巨人戦(札幌ドーム)でプロ初勝利。ローテーション定着へ猛アピールした。未来の「左のエース」候補は、520万円から1300万円でサインした。
<4>今川優馬=130%増
2年目の今季は打率2割2分7厘、10本塁打、39打点。初の2桁本塁打を記録した。来季の目標は20本塁打以上。870万円から2倍超の2000万円で更改した。
<5>万波中正=122%増
今季は100試合に出場も打率2割3厘も、14本塁打はチーム2位。900万円から2倍超の2000万円でサインした。契約更改後の記者会見では、30本塁打、80打点以上を来季目標に掲げ、将来的に“5億円の男”を目指すと誓った。
<6>上川畑大悟=120%増
ドラフト9位。ドラフト会議では12球団の支配下選手中、最後に指名されたルーキーが、正遊撃手争いで大きくリード。もともと高評価だった守備だけでなく、課題とされていた打撃で勝負強さを発揮した。将来はチームの中心として期待。1000万円から2倍超の年俸2200万円をつかんだ。
<7>伊藤大海=107%増
入団から2年連続で2桁勝利を記録。10勝(9敗1セーブ)、155回2/3投球回はチーム最多で、先発陣を引っ張った。既にエースの雰囲気が漂う右腕は、4100万円から倍増の8500万円でサイン。球界を代表する投手を目指す。
<8>吉田輝星=106%増
今季から中継ぎに挑戦し、キャリアハイを大きく更新する51試合に登板した。970万円から、2倍以上の2000万円で契約を更改。高卒4年目で、自身にとっては過去最高のアップ額となった。ブルペンで実績と経験を重ねながら、虎視眈々(たんたん)と先発枠入りを狙う。
<9>清宮幸太郎=94%増
期待の和製大砲も高卒5年目。129試合、打率2割1分9厘とキャリアハイを更新し、18本塁打55打点でチーム2冠に。来季は左の長距離砲に有利とされる新球場が本拠地となり、大暴れなるか。“期待料”込みで、1700万円から、ほぼ倍増となる3300万円の契約をつかんだ。
<10>加藤貴之=85%増
圧倒的な制球力で、シーズン最少与四球のプロ野球記録を72年ぶりに更新した。8勝7敗はキャリアハイで、左のエースとして君臨。順調なら来季中に国内FA権取得の見込みで、球団の複数年契約を固持して、1億3500万円で契約を更改した。来季新球場での開幕投手に内定している。
【ダウン更改ランキング・ワースト5】
<1>宮西尚生=80%減
左肘痛に泣いた今季は、わずか24試合の登板で終了。球団史上、過去最大のダウン幅となる2億円減の5000万円でサインした。シーズン中にメスを入れ、鉄腕復活を期す。目標は、新球場で前人未到の400ホールド達成。進退を懸けて挑む。
<2>中島卓也=63%減
かつての盗塁王は2年ぶりに2桁盗塁を記録も、減額制限を超える大減俸の3000万円で来季契約を更改した。本職の遊撃だけでなく、シーズン終盤には外野にも挑戦。やれることは、何でもやる。なりふり構わず、再びレギュラー定着を目指す。
<3>柿木蓮=15%減
中継ぎで念願の1軍デビュー。4試合で防御率2・08の成績を残したが、オフに自由契約となり、育成で再契約。年俸は520万円から440万円に。18年夏の甲子園V腕は、支配下復活を目指す。
<3>清水優心=15%減
昨季100試合出場から、今季は30試合に大幅減。3400万円から減額となる2900万円でサインした。オリックスから日本一捕手の伏見がFA移籍し、来季は競争激化。正捕手争いを勝ち抜く。
<5>杉浦稔大=14%減
シーズン前半から先発に再転向も、3勝6敗(救援での1敗含む)と黒星が先行。防御率は移籍後最低の5・27と苦しんだ。1000万円減の6000万円でサイン。再起を期す。



