自主トレはつらいよ-。日本ハム根本悠楓投手(19)が今オフ、地元北海道・白老町、虎杖浜(こじょうはま)の砂浜を走り、年明けには近くにある映画「男はつらいよ」のロケ地になった虎杖浜神社で先発ローテ入りを祈願する。

これまでは付近の坂道を走ってきたが、勝負の3年目は一念発起。浜辺ランを初めて加え、寅さんのロケ地で躍進を祈り、ステップアップにつなげる。

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わたくし、生まれも育ちも白老・虎杖浜です。姓は根本、名は悠楓。人呼んでサウスポーのはるかと発します-。

そんな口上は言わないが、銀幕のレジェンドがやってきた地で、自らをいじめ抜く。中学から続けてきた自主トレ恒例の坂道ランに加え「このオフは雪さえ積もっていなかったら砂浜も走ってみようかな」とニュープランを口にした。

ランニングの最後には必ず虎杖浜神社の階段を上って、下半身に負荷をかけてきたが「お参りはしていなかった」。プロ3年目に向け、このオフは年明けの願掛けも視野に入れる。「お願いするなら、先発ローテに入れるように。今年は1軍で結構経験して、次の年になる。3年目は勝負の年」と強い口調で話した。

虎杖浜神社は、79年に公開された「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」のロケ地になった。「ばあちゃんが話してました。寅さんきたよって」。寒風ふきすさぶ浜辺を走り階段をかけのぼるつらい自主トレを繰り返し、どんなに女性に振られてもめげない、寅さんばりの粘り強さを身に付ける。

エネルギー源は地元で食べるホッケだ。いとこが漁師で、苫小牧中央時代は、港に入ってきた船の網から魚を取り外すアルバイトを続けてきた。「手伝いに行っていたときからホッケとかもらえたり。そのホッケを食べたい。焼いて大根おろしにしょうゆたらして。いいですね」。まだ19歳のためお酒は来年4月以降。まずは魚のうま味を堪能しながら、つらいトレーニングを乗り越える。【永野高輔】

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