日本ハムから自由契約となって今季限りでの現役引退を決めた金子千尋投手(39)が23日、札幌市内で引退会見を開いた。18年の現役生活を振り返りながら、あえて心残りがあることを正直に告白した。
日本ハム移籍後の4年間を振り返って「1年目の2019年は1軍で、ある程度投げることはできたんですが、その後の3年間というのは、ファイターズファンの皆さんの期待に応えるような成績を残すことができなかったので、本当に申し訳なく思っているというのが今の正直な気持ちです」と吐露。続けて、ずっと抱えていた思いを明かした。
金子 心残りがないというのは正直、ウソになってしまうので正直に言いますと、やっぱ心残りはあります。それはやっぱり、今年5月に僕が1軍で投げた試合が最後だったんですけど、もう1度、1軍で僕が投げる姿を皆さんに見ていただきたかったなというのが正直な思いでして。それが、かなわなかったのは、もちろん僕の実力もなかったというところなんですけど、ファンの皆さんには申し訳ないなというふうに思います。