史上初の2年連続投手4冠を受賞したオリックス山本由伸投手(24)の来季年俸が、球団最高の6億円超えも視野に検討されていることが25日、分かった。MVPと沢村賞のこれも史上初の2年連続ダブル受賞を達成。26年ぶり日本一の功労者に対し、球団は大幅増で報いる見込みだ。

史上初の快挙を支えに、無双の右腕はオリックス時代のイチローも抜いていく。早ければ年内、遅くとも年明け早々に行われる予定の注目の交渉。入団7年目で大台に乗せれば、同8年目の99年に5億円に乗せた球団のレジェンド、イチローを抜き去ることになる。

「しっかり評価していただいた。納得です。満足しています」と山本が満面に笑みを浮かべたのは、今年1月27日の契約交渉後。投手4冠でリーグ優勝の立役者になり、推定2億2000万円増の年俸3億7000万円で更改した。

今季は2年連続投手4冠、MVPと沢村賞の2年連続ダブル受賞とさらに快挙が加わった。6月18日西武戦で無安打無得点試合も達成。すべてが日本一につながった。オリックスでは過去に、14年沢村賞右腕の金子千尋(日本ハム)がプロ11年目の15年に年俸6億円に到達した。山本は7年目で、23日に引退を表明したかつての大黒柱の推定年俸を超える可能性がある。

日本シリーズで痛めた左脇腹も回復し、来季に向けてトレーニング中。WBCの侍ジャパン入りも内定した。今年1月の契約交渉で将来的なメジャー挑戦を球団に伝えており、球団が容認すれば今回の交渉が“国内最後”になる可能性もある。驚異の歩みを続ける右腕の交渉に、注目される。