タコでタコ量産! 阪神ドラフト2位の東海大札幌・門別啓人投手(18)が3日、北海道苫小牧市内で自主トレを公開した。

キャッチボールなど軽めのメニューで体を動かした。新年を迎え「気持ちが切り替わった。これからプロの世界に入っていくんだなって新しい気持ちが芽生えた」と気合を入れた。

年末年始は実家で、投手にとっての「縁起物」を食べた。父は水産加工会社で働いており、海産物は身近な存在。「タコを食べました」。打者の凡退を意味する「タコ」を刺し身で味わった。地元ならではのおいしい海鮮で運気はアップ。初詣は日高町内の富川神社を訪れ「プロで活躍できますように」と願った。「1年目から活躍できれば一番いい。そこに向けて精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

入寮を前に、北国の冬の限られた環境で体づくりに励んでいる。室内練習場でのランニングや体幹トレーニングで強化。この日は最高気温でも氷点下3度という真冬日だった。それでも「寒かったら動けばいい」の精神で、汗を流した。実家では凍結や圧雪した路面の氷割り作業もしているという。「ほかのプロ野球選手に負けない体をつくること」と、あと2キロ増の体重90キロを目標に鍛えている。

動画で岡田阪神についても予習している。高校時代にはかなわなかった甲子園のマウンドに立って自身が投げる姿を想像して、イメージトレーニングを敢行。先輩となるエース青柳の投球にひかれ、投げ方もタイプを違うが「右投げの攻め方も参考にできるところがあると思う」と研究。「数字の目標はまだイメージできていないけど、自分ができることを精いっぱいやる」と誓い、プロの世界で活躍するための準備を進めている。【保坂果那】

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