日本ハムが将来的なルール変更を見越して、千葉・鎌ケ谷の2軍施設にピッチクロック(投球時間制限)に対応した時計の導入を検討している。

今年からメジャーで本格運用が始まる新ルールで、塁上に走者なしで15秒以内、ありで20秒以内に投球しなければならない。投球間隔の長い投手にとっては厄介なルールだが、試合時間短縮への効果は大きい。

延長戦を除いた昨年の平均試合時間で、リーグワースト3位だった日本ハム。逆に優勝したオリックスは、西武と並んで最も短かった。球団幹部は「国際的に、いずれ変わっていく可能性がある。2、3年後に国内のルールも変わるなら、若い選手は慣らしておいた方がいい」とした上で「鎌ケ谷だけとか、独自にやってもいいのかなと思う。(カウントする)時計を出すだけでもいい」。投手心理への影響を考えて、先手を打つ必要性を説いた。

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