広島菊池涼介内野手(32)が9日、静岡市内の清水庵原(いはら)球場で阪神熊谷、広島矢野、羽月らと自主トレを公開した。

昨季はセ・リーグ最多に並ぶ10年連続10度目のゴールデングラブ受賞を達成。一方でシーズン終盤は上半身のコンディション不良で欠場が増え、チームも4年連続Bクラスに終わった。オフには現役時代から親交が深かった新井監督が就任し、V奪回へ気持ちを新たにしている。

「やっぱりチームが勝つこと。監督も勝つというフレーズを毎回言っていますけど、本当に一丸になれるように。つなぎ役というか、しっかり伝えていくことが一番の仕事になる。監督から言われたこと、注文があったことをしっかり練習でも試合でも遂行できるように、自分がまず理解してやっていきたい」

侍ジャパンではベスト4に進出した17年WBC、金メダルを獲得した19年プレミア12、21年東京五輪で主力を張った。今回も3月WBCメンバーの有力候補の1人だが、「そこは僕は分からないです。僕はしっかり自主トレでやれることを毎年やるだけなので」と冷静に土台作りを続ける。

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