ドラフト5位船迫大雅投手(26=西濃運輸)が、焦らず1歩ずつ前進する。13日、川崎市・ジャイアンツ球場での新人合同自主トレ初日、26歳の“オールドルーキー”は「自分の傾向としては飛ばし過ぎちゃうっていうのがあるので、プロにきて飛ばすんじゃなくて、逆に仕上げるのが遅いくらいのペースだとちょうどいい」と語った。社会人野球時代、1年目のキャンプで負傷した経験を糧にして、はやる気持ちを自ら抑える。

新人合同自主トレ初日の13日、グラウンドにはヒョウ柄のリュックで登場。サイドスローながら最速151キロを誇り、曲がりの大きいスライダーには自信を持つ。多くの関係者やファンに見守られながらスタートを切り、「見られている感覚があるので、自分の中でもプロの自覚ではないですけど、そういうのは芽生えていました」と実感しながら、自分のペースで状態を上げていく。

▽ドラフト2位萩尾匡也外野手(22=慶大)が浅野から刺激を受けた。4歳年下のスイングに「僕が18の時にあれだけ振れていたかといわれると、絶対振れていない。2人でチームを勝たせていけるようなプレーができれば最高」。熊本出身とあって「はぎモン」と命名した浅野と高め合う。

▽ドラフト3位田中千晴投手(22=国学院大)が「ラフ&スリープ」で成長を遂げる。入寮後、午後9時には就寝。8時間以上の睡眠を心掛け、漫才の音声を聞きながら入眠する。「セルフケアをしながらやり抜いていければ、自然と開幕1軍は見えてくる」と高い意識で走り抜く。

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