巨人が獲得した元DeNAの三上朋也投手(33)が16日、リモートによる入団会見を行った。背番号は「053」に決まった三上は「素直にうれしい気持ちでいっぱいです。去年10月に戦力外(通告を)受けてから、現役続行を希望して、所属先が決まらないなか、ずっと練習もしていたのでまず安心もしますし、それと同時、しっかり巨人で戦力になりたいという強い気持ちが今あります」と、率直な思いを語った。

戦力外通告を受けてから現役続行を希望し、例年と変わらず練習を続けていたという。先週、練習で沖縄・宮古島にいたとき電話でオファーを受けた。「1番はまだできるという気持ち、戦う気持ちというのが切れなかなったので、それがモチベーションになった。所属先が決まらない不安はありましたが、例年通り野球をやるんだという気持ちで練習をしていました」と望みを捨てなかった。

まずは支配下登録を目指す立場。これまでDeNAで9年間、通算で346試合に登板するなど、経験は十分。「いち早く支配下というのを勝ち取って、環境が新しくなるので初心にもどって、一からまた巨人というチームで自分の立ち位置を、ポジションっていうのをつくっていけたらと思い描いています」とプロ10年目での新天地で、もう一花咲かせる。